2024/10/15
【米国】ナイト・セッションの日経平均先物が上昇したことを手掛かりに全般で円売りが優勢
為替(2024年10月15日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 149.73 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0908 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 163.35 (円)
ポンド円 GBP/JPY 195.55 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3059 (米ドル)
10月14日のニューヨーク外国為替市場は、日経平均先物が4万円台まで上昇したことを手掛かりに円売りが進行した。また米国株が堅調に推移していることもあり、ドルは買われる展開となった。なお、ウォラーFRB理事は「利下げペースについては、より慎重に進める必要がある」「労働市場は緩和しているが、依然としてかなり健全」などと述べた。
米ドル円は、ナイト・セッションの日経平均先物が4万円台まで上昇したことを手掛かりに、円売り・ドル買いが先行した。NYダウ平均が連日で史上最高値を更新するなど、米国株相場が底堅く推移していることも相場を支えた。一時149.97円まで上昇したが、節目の150円を前に上値は重たくなり、引けにかけては149.70円まで押し戻された。
ユーロドルは、日本時間夕方に1.0936ドルまで上値を伸ばしたものの、前週末の高値1.0954ドルが目先のレジスタンスとして意識されると失速した。ECBが17日の定例理事会で追加利下げを決めるとの観測もユーロの重しとなった。10日の安値1.0900ドルを下抜けると、一時1.0888ドルまで下値を広げた。
株式
NYダウ平均 USD 43,065.23 +200.05(+0.46%)
NASDAQ総合 USD 18,503.12 +161.36(+0.87%)
S&P500 USD 5,860.71 +45.81(+0.78%)
株式市場では、NYダウ平均は4万3,000ドル台に乗せるなど、最高値を更新した。多くの機関投資家が運用指標としているS&P500も過去最高値を更新した。今週から本格化する米企業決算への期待から買いが入ったと思われる。ハイテク株比率も1万8,000ドル台と高値圏で推移している。
債券・商品先物
米国債10年 4.126% (-0.022)
NY原油(WTI) USD/バレル 71.97 (-4.85%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,665.8 (-0.31%)
【日本】東京市場休場で動意の薄い相場が続いたが、引けにかけては欧州株高を受けて、ややユーロ買いが優勢となった
為替(17時)
10月14日の東京外国為替市場は、東京市場が休場ということもあり、方向感の出にくい相場が続いた。17日のECB理事会での追加利下げ観測が高まっていることもあり、ユーロは売りが優勢な状態が続いた。ただ、欧州株が小高く推移していることで、投資家心理の改善もあり、後半にはユーロ買いが優勢となった。
米ドル円は、早朝に付けた149.38円を高値に上値が抑えられた状態が続いた。底値は固いものの東京市場が休場ということもあり、取引数は少なく小幅なレンジで揉み合いとなった。欧州勢参入後は、欧州株が小高く推移している事を眺め、投資家のリスク改善を意識した買いが入り早朝の高値をわずかに上抜けた。
ユーロドルは、対円でドル買いが先行していたが、徐々にユーロドルも下げ幅を広げ1.0914ドルまで弱含んだ。12時台には1.0928ドルまで買い戻されたが、17日のECB理事会で追加利下げ観測が高まっていることで、上値が抑えられている。また11月の米FOMCでの利下げが不透明になりつつあることで、1.09ドル前半で動きづらい展開が続いた。
ユーロ円は、早朝に付けた163.23円を高値に徐々に上値を切り下げ、162.88円まで下押した。その後はユーロドルが弱含みに推移し、ドル円が強含みに推移していることで、163.10円を挟んで揉み合いが続いた。欧州勢参入後は欧州株高やドル円上昇に連れて円売り・ユーロ買いが進み、一時163.33円まで上値を伸ばした。
債券
日本国債10年 0.943% (±0)