2024/11/04
【米国】米雇用統計は低調な結果だったが、米10年債利回りの上昇で全般でドル買いが優勢
為替(2024年11月2日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 152.94 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0833 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 165.73 (円)
ポンド円 GBP/JPY 197.57 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2914 (米ドル)
11月1日のニューヨーク外国為替市場は、10月米雇用統計の発表では非農業部門雇用者数変化が市場予想を大幅に下回ったほか、過去2ヶ月分についても下方修正されたことで売りが先行し151.78円まで急落したが、下げていた米10年債利回りが一転して4.38%台まで上昇すると、買戻しが優勢となり引けまでに153.08円まで上昇し日通し高値を付けた。
米ドル円は、10月米雇用統計の発表では非農業部門雇用者数変化が市場予想を大幅に下回ったほか、過去2ヶ月分についても下方修正されたことで売りが先行し151.78円まで急落したが、下げていた米10年債利回りが一転して4.38%台まで上昇すると、買戻しが優勢となり引けまでに153.08円まで上昇し日通し高値を付けた。
ユーロドルは、低調な米雇用統計の結果が伝わると、1.0905ドルまで上昇したが米10年債利回りが上昇する中で戻り売りが優勢となった。米10年債利回りが4.38%台の高水準で推移したことでドル買いの勢いは強く1.0830ドルまで下げ幅を拡大した。
株式
NYダウ平均 USD 42,046.37 +292.62(+0.70%)
NASDAQ総合 USD 18,239.77 +153.91(+0.85%)
S&P500 USD 5,728.42 +25.14(+0.44%)
株式市場では、NYダウ平均は4営業日ぶりに反発した。前日取引終了後に発表した決算が良好だったアップルが大幅に上昇した。ハイテク株にも買いが入り、指数は一時560ドル前後上昇した。ただ、米雇用統計の結果を受けて米10年債利回りが大幅に上昇したことで株式の相対的な割高感が意識され、上値は抑えられた。ハイテク株比率が高いナスダックは続落に対する自律反発狙いの買いが入った。
債券・商品先物
米国債10年 4.386% (+0.100)
NY原油(WTI) USD/バレル 69.60 (-1.70%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,745.9 (-0.29%)
【日本】日銀追加利上げへの思惑もあり、日経平均株価は一時1,100円超安まで下げ幅を広げた
為替(17時)
11月1日の東京外国為替市場は、日経平均株価が大幅安で始まり下げ幅を拡大していく中で、円買いが先行したものの相場への影響は限定的で、全般でドル買いが優勢となった。月初に絡んだドル買いフローもあり、ドル買いを促した。日経平均株価は日銀の追加利上げへの思惑や来週に控える米大統領選への警戒感もあり、引けまでに一時38,000円を割り込み1,130円超安まで下押した。
米ドル円は、前日の流れを引き継ぎ、上値が重たい展開でスタートした。日経平均株価が大幅安で始まったことも相場の重しとなった。ただ、下押しは151.86円までにとどまり、下値の堅さを確認すると月初に絡んだドル買いフローに支えられ152.64円まで上昇した。買いが一巡後は152.19円まで押し戻されるなど、夜の米雇用統計の発表を前に方向感のない値動きとなった。
ユーロドルは、10時台に1.0887ドルまで小幅に上昇するも前日高値の1.0887ドルが目先のレジスタンスとして意識されると失速した。どの後はドル円の上昇に連れてドル買いが優勢となり、じり安に推移し15時前には1.0870ドルまで下押した。一時1.0877ドルまで下げ渋ったものの勢いはなく、ユーロポンドが売られていることも重しとなり、1.0867ドルまで下押した。
ユーロ円は、ドル円の下げにつられ一時165.34円まで下押した。日経平均株価が大幅安となり相場の上値に重さはあるものの、ドル円の上昇も支えに165.95円まで上昇した。買いが一巡すると上値は重たくなり、一時165.51円まで下押すも下げ渋り165.85円まで買い戻されるなど、方向感のない値動きとなった。
債券
日本国債10年 0.945% (±0)